AI時代のクリエーターサバイバル術-1 クリエイティブ思考とストーリー能力(前編)

AIとクリエイティブ
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    今や右を向いても左を向いても日々「え!?AIでこんなこともできるの」という情報ばかり。
    「もうじき動画制作なんかAIが全部やってしまう」と言われると「たしかにそうかも」と思いたくなるのもたしかです。
    でも今のところは、まだまだ人間が出すプロンプト(AIへの指示みたいなもの)の出来不出来がAIの仕事の出来を左右しているのが実情のようです。
    だったら、人間の方はクリエイティブ能力やコピーライティング力を磨いて、AIを「優秀なアシスタント」として使いこなせるようにしましょう、というお話。
    (ちなみに、今回の記事や画像作成もAIに手伝ってもらってます)

    クリエイティブな思考とストーリーテリング能力を磨くための方法/前編

    動画制作は単なる技術的なスキルだけではなく、クリエイティブな思考とストーリーテリング能力が重要です。
    AIが技術的な部分を担うようになる中で、人間の持つクリエイティブな能力がますます価値を高めています。
    ここでは、動画制作を専門にしている人たちだけでなく、20-30代の社会人や子育てに追われる女性が「副業としての動画制作」を行っている場合でもできそうな、日々の活動の中でクリエイティブな思考とストーリーテリング能力を向上させるための方法を紹介します。

    本文の2行をコピペして「この文章に似合う画像を作ってみて」というようなプロンプトでAI(Adobe Firefly)が生成してくれた画像のうちの1枚。
    これはこれでなかなか・・・

    今回の投稿のアイキャッチ画像も同じプロンプトでAIが提案してくれたものの1枚を使ってます。)

    Aiとクリエイティブ

    観察とインスピレーションの活用

    日常生活の中にあるさまざまな場面や出来事を観察し、そこからインスピレーションを得ることが重要です。
    ストーリーテリングにはリアルな経験や感情が反映されることが多いため、自身の経験や周囲の人々の物語を注意深く観察しましょう。
    さらには、こうして得たインスピレーションや感情、気づきを言葉に変えていく、ということを習慣にしてください。
    そして一旦思いついた言葉を、今度はもっと短いフレーズに変えていく、つぎには別の言い換えがないかを考えていく、といったことを実践してください。

    読書と映画鑑賞

    読書や映画鑑賞は、クリエイティブな思考とストーリーテリング能力を鍛えるための素晴らしい方法です。
    さまざまなジャンルやテーマの作品を楽しむことで、新しいアイデアや物語の構造に触れることができます。
    プロのクリエーターは、面白い本や映画、パフォーマンスに触れたとき、自然と「なんで自分はこんなに感動したのか」「どうしてこの話にハマっていくのか」を分析・分解して自分の知見として取り込む、ということが習慣として身についているものです。
    自身の目から耳から入ってくるものを栄養に変えていく習慣づけを心がけましょう。

    ブレインストーミングとストーリーボード作成

    自分の頭の中でストーリーやアイデアを形成するためのブレインストーミングは、クリエイティブな思考を活性化させるのに役立ちます。
    また、ストーリーボード作成を通じて、ストーリーの流れや視覚的な表現を考える訓練になります。
    最初は自分の好きな動画やCM、クリップなどをまんま真似してコピーする、全く同じ構成で作ってみる、そんなことからスタートして、テンプレートとしてストックしていくということからはじめるのも有効です。

    自分で見聞きして知っている、というものでも、いざ実際に作ってみると思いがけない発見や難しさがあるものです。
    料理でも、まずはレシピ通り作ってみて、次にはレシピを見なくても同じものが作れるようになる。
    さらには、自分なりの味付けやアレンジを加えられるようになる、という順序で多くの人は料理上手と言われるようになるかと思います。

    動画制作を含めクリエイティブと言われるものでも、全く同様のやりかたで、うまくなっていくことができるのです。

    ワークショップやコンテストへの参加

    クリエイティブなスキルを向上させるためには、ワークショップやコンテストへの積極的な参加が有効です。
    そこで他のクリエイターとの交流やフィードバックを通じて成長し、新たなアイデアや技術を習得することができます。
    同じ表現でもこんなやり方もあるのかと気付かされたり、他のクリエーターと自分を差別化させるのはどこなのか、など「自分なりのオリジナル性」を見つけて磨いていく段階になったらどんどんこういった活動への参加をしていくことも大切です。

    実践とフィードバックの受け入れ

    何よりも重要なのは、実際に動画制作を行い、その作品を他人に見せることです。
    フィードバックを受け入れ、自身の作品を改善していく過程で、クリエイティブな思考とストーリーテリング能力が磨かれていきます

    また、依頼を受けて受注仕事として動画制作を行う場合、かならずあるのが「クライアントの要望・オーダー」です。
    ときには、自分では「このほうが面白いのに」と思っていることでも、クライアントの要望次第では出し切ることができない、なんていう局面にも遭遇するでしょう。
    そのとき「自分を殺してクライアントの言う通りにする」と、仕事を重ねるたびにどんどんストレスが溜まっていくことになります。
    また、「クライアントの要望を後回しにして自分の面白いと思うものを前面に出す」と、クライアントからの信頼を失い、結果次回の仕事に繋がらない(下手すると今回の仕事も失う)ことになりかねません。
    …と今後も仕事して動画制作を続けていくという面で見ればどちらもマイナスの側面があります。

    「自分がおもしろい、このほうがよい」と思うものも前に出しつつ、かつクライアントの信頼を失わない、そんなプロとしてのプレゼンスキルについては以前の記事で書いたので、よかったら参考にしてみてください。

    動画クリエーター クライアントの言うことを聞く人と 聞かない人 どっちとつきあうべき?

    動画制作において、クライアントとクリエーターの関係は、良い結果を出すために非常に大切です。しかし、まるでダンスのように、一方が一歩進むと、もう一方が一歩下がる……

    クライアント向け記事ですが、クリエーターにも参考になるかと。

    項目が多くなるので次回に続きます・・・

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    【この記事の執筆者】
    西村 大志/GOFUN PICTURES代表

    20年の映画プロデュース&10年の動画制作で培った知見とスキルを基に
    映像プロデューサー/動画クリエーターとして活動。⇒About US

    GOFUN PICTURES
    ※ GOFUN PICTURESは 映画プロデューサー/動画クリエーターの西村大志のビジネスネーム(屋号)です

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